[ローマ 24日 ロイター] - イタリアのドラギ首相は24日、企業や家計に対する物価上昇の負担を軽減するため、欧州連合(EU)諸国はロシアから輸入するガス価格の上限設定について合意すべきだと述べた。
リミニで開催された会議で「イタリア政府は、輸入するロシア産ガスの価格に上限を設けるよう欧州レベルで強く求めてきた」と指摘。「ロシア政府による供給停止を恐れ、一部の国がこの案に反対し続けているが、今夏にロシア産ガスの供給が何度も停止されたことで、そのような姿勢には限界があることが明らかになった」とした。
その上で、ロシア産ガス価格に対する上限設定は次回のEU首脳会議で議論されるとし、ガス価格と電力料金を切り離すための措置を講じるよう要求した。
次回のEU首脳会議は10月に開催される予定。