[28日 ロイター] - 中国石油化工集団(シノペック)の1─6月期は、純利益が10.4%増の435億3000万元(63億3000万ドル)と、過去最高を記録した。国内の燃料販売が低調だったが、石油・ガス価格高が利益を押し上げた。
売上高は前年比27.9%増の1兆6100億元だった。
同業の中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)と中国海洋石油有限公司(CNOOC)の1─6月期決算も利益が過去最高だった。
シノペックの1─6月期の原油処理量は前年比4.2%減の1億 2076万トンだった。精製燃料の売上高は9.8%減の9842万トンだった。
新型コロナウイルス関連規制と燃料輸出制限で生産が制限され、国内製油所の生産量は2011年以降で初めて前年比マイナスとなった。
原油生産量は1.1%増の1億3965万バレル、天然ガス生産量は5.4%増の6139億2000万立方フィートだった。
設備投資額は前年同期の579億4000万元から6465億元に拡大した。