[モスクワ 30日 ロイター] - ロシアは8月に石油とガスコンデンセートの生産量を前月比で2%削減する見通し。地元紙コメルサントが30日、関係筋の話として報じた。
国営天然ガス独占企業ガスプロムが生産を削減している。
8月のロシアの生産量は日量144万5000トン(日量1059万バレル)となる見通し。5月以降は毎月増加していた。
ガスプロムの石油子会社ガスプロムネフチがメンテナンスのため生産量を減らしたことも一因という。
ガスプロムは天然ガスの生産を削減。欧州向けの輸出を減らしている。
国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は29日、ウクライナ侵攻を受けてもロシアの原油生産は予想を上回っていると述べた。ただ、西側諸国の制裁措置の影響が出るにつれ、産油量の維持は困難になるとの見方を示した。