[ドバイ/ロンドン/モスクワ 31日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」関係筋は、一部加盟国の生産不足を背景に、2022年の原油市場の供給過多は日量40万バレルと、従来見通しを大幅に下回るとの見方を示した。
これに先立ちロイターが入手した報告書で、OPECプラスの共同技術委員会(JTC)は今年の石油需要は日量310万バレル増加すると予想しているとしながらも、物価上昇と金融引き締めで消費者の家計が圧迫される中、不確実性が高まっていると指摘。「エネルギー価格の上昇は、将来的に追加リスクになり得る」とし、「特に年末にかけて、エネルギー価格の上昇は予想以上に大幅な消費減退につながる可能性がある」とした。
OPECプラスは9月5日に会合を開く。