[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツ政府が国内原子炉3基の稼働を延長すべきかの判断材料として行っているストレステストは、2基の稼働を延長すべきとの暫定結果が出た。独紙ハンデルスブラットが1日、業界関係者の話として報じた。
メルケル前政権は2011年の東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故を受け、脱原発方針を決定。現在稼働している3基を年末までに停止する計画だが、冬場のエネルギー不足に備え延長論が浮上しており、その判断材料としてストレステストが行われている。
一方、経済省の報道官は、ストレステストの最終結果はまだ出ていないとし、この問題について最終的な判断はしていないと説明した。