[ロンドン 4日 ロイター] - 関係筋によると、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は、5日に開く閣僚級会合で10月の生産量を据え置く可能性が高い。ただ、景気減速懸念を受けた価格下支えのために小幅な減産も排除していないという。
需要は逆風に直面しており、イラン核合意再建が合意に至れば供給が加速する可能性がある。
サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は先月、原油価格の過度な下落に対応するために減産の用意があると表明した。
関係筋5人は4日、翌日の会合ではこれまでの政策を引き継ぐ可能性があると述べた。
一方、うち2人は日量10万バレルの小規模な減産を行い、生産枠を8月の水準に戻す協議する可能性もあると指摘。そのうちの1人は、そうすれば市場に「象徴的な減産」という印象を与えるだろうと話した。