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原油先物は反落、需要懸念で2週連続下落見通し

発行済 2022-09-09 11:20
更新済 2022-09-09 11:27
© Reuters.     アジア時間序盤の原油価格は反落。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2022年 ロイター/Drone Base)

[メルボルン 9日 ロイター] - アジア時間序盤の原油価格は反落。主要中央銀行の積極的な利上げや中国の新型コロナウイルス規制で需要が鈍るとの懸念から、週間では2週連続の下落となる見通しだ。

0051GMT(日本時間午前9時51分)時点で、北海ブレント先物は0.12ドル(0.1%)安の1バレル=89.03ドル。米WTI先物は0.19ドル(0.2%)安の83.35ドル。

いずれも週間では現時点で約4%下落。今週は一時、1月以来の安値を付ける場面もあった。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は今週、10月に日量10万バレルの減産を実施することで合意。

© Reuters.     アジア時間序盤の原油価格は反落。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2022年 ロイター/Drone Base)

米エネルギー情報局(EIA)は8日、今年の米原油生産の増加幅を日量54万バレルと予想。従来予想の同61万バレルから引き下げた。

アナリストらは、こうした供給見通しを踏まえると、今週の価格下落は行き過ぎかもしれないと指摘。中国の需要は速いペースで回復する可能性もあるとした。

ただ、足元では同国のコロナ規制は強化されており、四川省の成都は8日、市内のほぼ全域でロックダウン(都市封鎖)を延長。他の地域でも中秋節の連休を前に、当局が不要不急の移動を控えるよう住民に呼びかけている。

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