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ユミルリンク Research Memo(6):2022年12月期も増収増益により過去最高の更新を目指す

発行済 2022-10-05 17:06
更新済 2022-10-05 17:15
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■今後の見通し

● 2022年12月期の業績予想
ユミルリンク (TYO:4372)の2022年12月期の業績は、売上高で前期比12.8%増の2,175百万円、営業利益で同13.4%増の470百万円(うちストック売上が同13.0%増の2,126百万円、スポット売上が同1.5%増の48百万円)、経常利益で同17.9%増の470百万円、当期純利益で同12.2%増の321百万円と4期連続で過去最高業績を更新することを見込んでいる。


メール送信サービスの「Cuenote® FC」は、大規模・高速配信を可能にする技術力を武器に新規顧客の獲得に注力する方針だ。
その際、比較的浸透率の低いMid400、Small 1などの大企業をターゲットとして、営業活動を展開していくことを計画している。
また、営業活動の最適化も実施している。
「Core30」「Large70」「Mid400」「Small1」のターゲット顧客により的確に提案活動を実施できるように営業部門の中でも技術面などの専門知識を持った人員を重点的に配置し、営業活動を強化している。
一方で、廉価版サービスは、Webプロモーションによってより多くの数の顧客にアプローチし、新規顧客を獲得していく方針だ。


「Cuenote® SMS」はメール送信サービスを導入した企業へのクロスセル営業をかけることによって導入企業数の拡大を目指す狙いだ。
さらに、2022年12月期下期からはSMS専門の営業チームを発足させた。
SMSに特化したWebプロモーションとキャンペーンで新規顧客の獲得に注力していく。
そのほか、「Cuenote® Survey」「Cuenote® 安否確認サービス」についても、メール送信サービスやSMSサービスを導入した企業に対して積極的に抱き合わせ販売を行っていくとともに顧客からの問い合わせにも対応し、販売を伸ばしていく考えだ。


インターネット、SNS、スマートフォンなどの普及によりデジタルマーケティング市場のさらなる拡大が見込まれること、2021年12月期に同社売上の85.7%を占めたメール送信サービス市場の2020~2025年度のCAGRが7.7%と高い成長が見込まれていること、同期間のSMS送信サービス市場のCAGRも12.3%と急伸が見込まれていること、デジタルマーケティングの拡大に伴い顧客が保有するメールアドレス数が増え、大規模・高速配信に対する需要拡大が引き続き見込まれること、金融などのミッションクリティカルな顧客層が拡大し、サービスの安定性、信頼性、サポート体制が重視されるなかで質の高い同社のサービスの優位性が高まることなどを踏まえると、業績予想の達成は堅いと弊社は考えている。
また、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の進捗率は、すべてが50%を超えており、計画は順調に進捗していると言えるだろう。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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