[ローマ 7日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が7日発表した9月の食料価格指数は6カ月連続の低下となった。
9月の同指数は平均136.3ポイント。8月の137.9ポイントから低下した。ただ前年比では5.5%上昇した。
同指数はロシアのウクライナ侵攻を受けて、今年3月に過去最高の159.7まで上昇していた。
内訳では食用油の価格が前月比6.6%低下。供給拡大と原油価格の下落が寄与した。
砂糖、乳製品、肉類も値下がりした。下落率は1%未満。
穀物価格指数は前月比1.5%上昇。小麦が2.2%上昇した。アルゼンチンや米国の少雨に対する懸念などが背景。
コメの価格は2.2%上昇。パキスタンの洪水の影響などが懸念された。
今年の世界の穀物生産予測は27億6800万トンで、従来予測の27億7400万トンから下方修正した。昨年の水準を1.7%下回る見通し。