[ベルリン 23日 ロイター] - ドイツ政府は、石油・石炭・ガス業界の企業が得た超過利潤に33%の特別税を課す方向で検討している。連邦財務省の関係筋がロイターに明らかにしたもので、10億─30億ユーロの税収を生み出す可能性があるという。
年末までに導入予定で、22年と23年の利益を対象とする。
政府は22日、電力会社から9月1日以降の超過利潤税を徴収すると発表。この措置は少なくとも23年6月まで継続する予定だが、計画されている新たな課税はこれとは異なる。
ロイターが入手した財務省草案では、22年と23年の利益が、18─19年の平均を20%以上上回る石油・石炭・ガス会社や製油所に適用される可能性が示されていた。