[キーウ(キエフ) 24日 ロイター] - ロシアによるミサイル攻撃で戦争開始以来最大規模の停電に見舞われたウクライナでは24日、首都キーウ(キエフ)を含む各都市で徐々に電力が回復している。
当局によると、キーウでは家庭の25%で停電が続いているものの、一部地域で水道が復旧したほか、他の地域でも24日中の回復が見込まれる。電力節約のためトラムの代わりにバスを運行することで公共交通網も機能している。
ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相はテレビを通じ、「国全体が困難な状況にある」としつつ、攻撃で停止した原子力発電所3カ所が24日中に復旧する見込みで、供給問題の緩和につながると述べた。
戦争前は280万人が住んでいたキーウは夜間に気温が0度を下回った。すでに雪が降り、道路は凍結している。