[キーウ(キエフ) 28日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)外相会合を前に、バルト3国のほか、NATOに加盟申請しているスウェーデンやフィンランドなど7カ国の外相が28日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問した。
キーウを訪問したのはバルト3国と北欧2カ国に加え、アイスランドとノルウェーの外相。NATOは29─30日にブカレストで外相会合を開く。
エストニアのレインサル外相はロイターのインタビューに対し「ウクライナはこの戦争に勝たなければならない。このため、西側諸国は支援を強化する必要がある。長距離ミサイルを含む多くの兵器を政治的な制約を受けずに供給しなければならない。こうしたことが今回の訪問の最も強いメッセージだ」と指摘。対ロシア制裁の強化のほか、ロシアの「侵略の罪を裁く国際法廷」の設置を呼びかけた。
リトアニアのランズベルギス外相は「われわれは今日、ウクライナと完全に連帯してキーウを訪問している。ロシア軍の砲撃と残虐行為にもかかわらず、ウクライナは勝利する」と述べた。
ウクライナのシュミハリ首相は、外相らは「制裁強化、エネルギーインフラの再建、財政支援について協議した」とツイッターに投稿した。