[1日 ロイター] - 原油先物価格はドルが下げ幅を縮小する中、2日のアジア市場序盤の取引で小幅下落している。中国主要2都市の新型コロナウイルス規制の緩和で下げは限定的となっている。
北海ブレント原油先物は0128GMT(日本時間午前10時28分)時点で1バレル=86.77ドルと、0.11ドル(0.1%)安。米WTI先物は0.14ドル(0.2%)安の81.08ドル。
中国主要2都市のコロナ規制緩和を背景に両指数とも週間ベースで4週間ぶりに上昇する見通し。
広州市と重慶市は11月30日、新型コロナウイルス感染抑制のための規制を緩和した。
一方、欧州連合(EU)各国はロシア産石油価格の上限を1バレル=60ドルに設定し、市場価格を5%下回る水準に維持する条件を設ける方針で合意した。EU外交官が明らかにした。
この合意には、EU加盟国政府が2日までに文書形式で承認する必要がある。外交筋によると、価格上限をできるだけ低い水準に設定するよう求めていたポーランドがこの合意案を支持するかどうかは1日夜の時点でまだ確認できていない。