💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

原油先物、1年3カ月ぶり安値 銀行不安や米利上げを警戒

発行済 2023-03-20 18:56
更新済 2023-03-20 19:00
© Reuters.  原油先物価格は20日の取引で1年3カ月ぶりの水準に下落している。写真はナイロビのガソリンスタンドで2018年9月撮影(2023年 ロイター/Baz Ratner)

[シンガポール 20日 ロイター] - 原油先物価格は20日の取引で1年3カ月ぶりの水準に下落している。国際的な銀行部門の混乱で景気が後退し、燃料需要が減少するのではないかとの懸念が背景。

今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決まる可能性も意識されている。

0710GMT(日本時間午後4時10分)現在、北海ブレント先物5月限は2.32ドル(3.2%)安の1バレル=70.65ドル。一時2021年12月以来の安値となる70.56ドルまで下げた。

先週は12%近く下落。週間ベースで昨年12月以来の大幅安となった。

米WTI先物4月限は2.15ドル(3.2%)安の64.59ドル。一時21年12月以来の安値となる64.51ドルまで下げた。先週は13%安と、週間ベースで昨年4月以来の大幅安を記録した。4月限は21日が期日。5月限は3.2%安の64.81ドル。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のコモディティー調査担当責任者バーデン・ムーア氏は「市場は足元の銀行セクターのボラティリティーと米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げの可能性に注目している」と指摘。

© Reuters.  原油先物価格は20日の取引で1年3カ月ぶりの水準に下落している。写真はナイロビのガソリンスタンドで2018年9月撮影(2023年 ロイター/Baz Ratner)

「次回の石油輸出国機構(OPEC)会合も、今後の市場の見通しを左右する可能性がある。原油価格の下振れリスクが一段と強まれば、OPECの追加減産の可能性が高まる」と述べた。

ロイターのエコノミスト調査によると、今週のFOMCでは25ベーシスポイント(bp)の利上げが決まる見通し。

ゴールドマン・サックスは、北海ブレント先物価格の見通しを下方修正した。銀行やリセッション(景気後退)を巡る懸念から3月上旬以降15%下落したことを受けた。18日付のリサーチノートによると、今後12カ月の平均は1バレル=94ドル、2024年下期には97ドルになると予想。従来予想は100ドルだった。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます