[ニューデリー 10日 ロイター] - ウクライナのジェパル外務次官は10日、訪問中のインドで行ったインタビューで、対ロシア戦争の解決に向けてインドの一段の関与を望んでいるとし、モディ首相がウクライナを訪問することを期待していると述べた。
CNBCテレビ18の取材に、インドがウクライナ高官を20カ国・地域(G20)関連イベントに招待し、政治的対話を強化することも望んでいるとも語った。
インドは今年G20議長国を務め、9月に首脳会議を開催する。インド政府はウクライナ侵攻を巡り他国ほどロシアに批判的な姿勢を取っておらず、ロシア産原油の輸入も拡大している。
ジェパル氏は4日間の日程でインドを訪問。「インドはウクライナ問題に関与すべきだと考えている」と述べ、「トップレベルでの政治的対話の強化はこの大きな目標に向けた第一歩だと考えている。われわれの大統領は(モディ)首相との電話会談を求めている。いつかキーウに迎えることを期待している」と説明した。