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ウクライナの穀物輸送船、11日は検査なし=国連報道官

発行済 2023-04-12 11:58
更新済 2023-04-12 12:00
© Reuters. 国連によると、ウクライナ産穀物を黒海経由で輸出する合意に基づいた船舶の検査は、11日は1件も行われなかった。写真は2022年11月、トルコのイスタンブールで撮影(2023

[国連 11日 ロイター] - 国連によると、ウクライナ産穀物を黒海経由で輸出する合意に基づいた船舶の検査は、11日は1件も行われなかった。

国連のデュジャリック報道官は声明で、「世界の食糧安保のために、船舶の円滑で安全な航行を確保する責任を履行するよう、全関係者に要請する」と述べた。現在50隻の船舶がウクライナ諸港に入港するために待機中だという。

© Reuters. 国連によると、ウクライナ産穀物を黒海経由で輸出する合意に基づいた船舶の検査は、11日は1件も行われなかった。写真は2022年11月、トルコのイスタンブールで撮影(2023年 ロイター/Yoruk Isik)

ウクライナ発着の全船舶は、ロシア、ウクライナ、トルコ、国連の関係者により、トルコ近くの海域で検査を受けることになっている。

一方、ある関係者は、過去1週間の間に、ロシア側が日ごとに検査する船舶をランダムに抽出することを要求するようになり、入港検査の効率が低下したと話した。

ウクライナは従来、港湾側の状況に基づき、前日に検査で優先する船舶のリストを提出していたという。 昨年7月に合意が成立して以降、2750万トン超の穀物が輸出されている。

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