[ワシントン 12日 ロイター] - 世界銀行は12日、ウクライナのエネルギー関連インフラ再建に向け2億ドルの融資を行うと発表した。
世銀によると、昨年秋から冬にかけてウクライナの電力インフラの半数以上が被害を受け、国内全体で停電が発生し、食料や水不足を引き起こした。その後、大半の発電所では送電が再開したが、送電用変電所への打撃で出力は制限されており、多くの地域で計画停電などが行われているという。
世銀は声明で、2億ドル支援はウクライナ国内の移動式変圧器などの緊急設備の修復に使われると説明した。
ウクライナ政府は10日、ロシアによる攻撃で昨年10月に停止していた欧州向けの電力輸出を再開したと発表した。