[東京 13日 ロイター] - 原油先物価格は13日のアジア時間の取引で軟調となっている。米経済の景気後退(リセッション)への警戒感が根強い。
北海ブレント先物は0116GMT(日本時間午前10時16分)時点で0.19ドル(0.2%)安の1バレル=87.14ドル。米WTI先物 は0.16ドル(0.2%)下落し、83.10ドル。前日には米インフレ統計を受けて米利上げ停止期待が高まり、両先物ともに2%上昇し、1カ月超ぶりの高値を記録した。
ある市場関係者は、米経済がリセッション入りすれば原油需要が冷え込むとの懸念で上げが一服していると指摘した。
市場は米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計には反応薄だった。EIAが12日に発表した週間データによると、直近の米原油在庫は59万7000バレル増加した。ロイターがまとめたアナリスト予想は60万バレルの減少だった。