[ワシントン 13日 ロイター] - バイデン米政権は13日、アラスカから主にアジアに液化天然ガス(LNG)を輸出する事業を承認した。米国はLNG輸出でロシアと競合している。
自由貿易協定非締結国にLNGを輸出するアラスカガスライン開発公社(AGDC)のプロジェクトを米エネルギー省が承認した。
同プロジェクトは、アラスカ南部の液化施設、米本土につながる1300キロメートルのパイプライン計画を含む。必要な許認可を取得できれば2030年までに稼働する見込み。アジアが主な輸出先になる。
輸出はトランプ前政権が承認していたが、環境団体がプロジェクトに反対していた。バイデン政権は環境面で審査し、経済、国際安全保障の観点で利点があると判断し承認した。ただしプロジェクトで発生する二酸化炭素(CO2)を大気中に放出するのを禁止した。