[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は16日、チリ、インドネシア、ナミビアなど重要鉱物を豊富に産出する国々が独自の処理施設を構築することを支援したいという意向を示した。これらの鉱物で中国への依存を減らすのが狙い。
ショルツ氏はドイツの産業見本市ハノーバーメッセで講演し、「原材料の産地でより多くの加工工程を行うことができれば、地域の繁栄につながるだけでなく、将来的にわれわれは複数のサプライヤーを確保できる」と述べた。
また、2016年から交渉が行われている欧州連合(EU)とインドネシアの自由貿易協定(FTA)を支持すると表明。欧州とアジアの地政学的情勢は、メキシコやオーストラリア、ケニア、インドといった国々とも同様の協定を締結することを後押ししているとの見方を示した。