[モスクワ 18日 ロイター] - モスクワの裁判所は18日、スパイ容疑で拘束中の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者を巡る審理で、裁判前の拘留を不当とする異議申し立てを却下した。
これにより、捜査が行われる間、ゲルシコビッチ氏は少なくとも5月29日まで引き続き拘留される。
ロシア通信(RIA)によると、弁護団は5000万ルーブル(61万4000ドル)を支払っての保釈もしくは自宅軟禁を提案したものの、裁判所はどちらの提案も却下した。
審理中、ゲルシコビッチ氏はガラスの囲いの中に立ち、落ち着いた様子だった。同氏の弁護士は記者団に対し「ゲルシコビッチ氏は自身を弁護し、無実を証明する準備ができている」と語った。
米国のトレーシー駐ロシア大使も法廷を訪れた。
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