[20日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は20日、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について、ロシアの懸念に対処するためほとんど何も行われていないと指摘した。
ロシアは決済や物流などに関する制限が同国の農産物輸出に影響を及ぼしているとし、こうした障害を取り除くことに西側諸国が同意しない限り穀物輸出合意を5月18日以降延長しないと主張している。
ラブロフ氏は公式訪問中のハバナで「この件で実質的に何も行われていない」と記者団に述べた。会見の映像がロシア外務省により公開された。
ロシアのネベンジャ国連大使によると、ラブロフ氏は24日にニューヨークで国連のグテレス事務総長と会談する予定。