[東京 23日 ロイター] - 宮崎で開かれた主要7カ国(G7)農相会合は23日、2日間の日程を終えて共同声明を発表し、黒海経由のウクライナ産穀物輸出の「延長、完全履行、拡大」を求めた。
ロシアは自国の穀物・肥料輸出促進に向けた要求リストが満たされていないとして、5月18日以降の合意継続を認めないことを強く示唆している。
G7各国は「食料を不安定化の手段として、また地政学的抑圧の道具として利用しようとするロシアの試みをわれわれは非難し、ロシアによる食料の武器化によって最も影響を受ける人々に対して連帯して行動・支援するというわれわれのコミットメントを再確認した」と表明。農地の地雷除去や農業インフラの再建に関する専門知識の提供を含め、ウクライナの復旧・復興を支援する用意があるとした。