[北京 9日 ロイター] - 中国税関総署が9日発表した4月の銅輸入(未加工銅と銅製品)は前年同月比12.5%減の40万7294トンだった。需要の低迷と国内生産の増加が背景にある。
受注と利益の減少により多くの銅製品メーカーはここ数カ月で生産を縮小した。
アーガス・メディア(上海)の首席アナリスト、アナ・シュー氏は国内生産の増加と景気回復の鈍化が銅輸入の減少につながったと分析した。
1─4月の銅輸入は前年同期比12.6%減の170万トンとなった。
アナリストは市場で資金を調達するための担保として銅が使われることが少なくなったことも需要低下の一因と指摘している。