[北京 16日 ロイター] - 中国国家統計局が16日発表した4月の石油精製量は前年同月比18.9%増の6110万トン(日量1487万バレル)と、過去最高になった前月に次ぐ2番目の水準となった。国内燃料需要の回復と夏の旅行シーズに向け在庫を積み増す動きを背景に製油所の高稼働が続いた。
製油所稼働率は、昨年終盤の新型コロナウイルス規制解除を受けた国内の燃料需要回復が続く中で高水準を維持してきた。
労働節の連休(4月29日─5月3日)にコロナ禍で先送りしていた家族旅行の需要が発現したことも、ガソリンとジェット燃料の消費を大きく押し上げた。
一方、4月の原油生産は1730万トン(日量420万トン)と、前年の1700万トンからほぼ横ばいだった。
天然ガス生産は前年比7%増の189億立方メートルだった。