[16日 ロイター] - 黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)の延長協議について、状況に詳しい関係者は、前向きな見通しはないと述べた。ロシア国営通信社RIAノーボスチが16日報じた。
国連のマーティン・グリフィス事務次長(人道問題担当)兼緊急援助調整官は15日、延長協議は今後数日続くとの見方を示している。現在の延長期限は18日。
RIAによると、この関係者は「技術的なレベル」の話し合いが続くと述べる一方、延長の見通しについては「今のところ心強い見通しはない」と述べた。
「明日どうなるかは分からない。おそらく進展はあるだろうが、きょう時点では(見通しは)ない。ただわれわれは全員、このメカニズムが止まらないよう努力する決意を持っている」と語った。