[16日 ロイター] - ロシアのノバク副首相が16日、イラン訪問を開始した。ロシア政府の発表では、石油・ガス部門の協力強化を強調している。
両国はともに西側の制裁下にあり、経済支援と制裁の影響緩和に向け協力を強化している。
ノバク氏はイランのオウジ石油相と会談したほか、石油・ガス機器製造業者を訪問し、燃料、エネルギー、輸送部門における協力について話し合ったという。
声明によると、ノバク氏は「石油・ガス産業は両国経済の中核を成す。この分野での相互協力強化は疑いなく両国経済の持続性を強化する」と述べた。
また、電気、原子力、再生可能エネルギー資源についても協力が話し合われたが、詳細は明らかにされていない。
業界筋や4月の輸出データによると、ロシアは今年、従来の輸出先のロシア離れを受け、鉄道によるイランへの燃料輸出を開始した。