[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は17日、世界的な原油市場について、ロシアが価格を支えるために減産を維持しているため、全体として「完全に安定している」と述べた。
プーチン大統領はテレビ中継された政府会議で、ロシアは「必要な水準」での減産を続けているとし、「自主減産を含めロシアが行っている全ての措置は、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と構成する『OPECプラス』との取り組みの中で一定の価格を維持する必要性に密接に関連している」と述べた。
ロシアは4月2日、2月の産油量を基準とする日量50万バレル(約5%)の減産を年末まで延長すると発表。OPEC主要国も同日、減産を発表した。
イランを訪問中のロシアのノバク副首相は同日、ロシアは今月、日量50万バレルの減産を達成したと述べた。