[広島 18日 ロイター] - 主要7カ国(G7)が19─21日に広島で開く首脳会議(G7広島サミット)ではロシアのダイヤモンド取引の追跡方法について議論し、将来的に制裁を科す方針だ。欧州連合(EU)当局者が18日に明らかにした。
同当局者はブリーフィングで「G7の共同声明で言及されるだろう」と述べ、制裁実行前にシステムを導入する道が開かれると確信しているとした。
EU内ではダイヤモンドを巡る協議は複雑化。ポーランドは4月、ダイヤモンド輸入に関する対ロ追加制裁案を提示したが、世界最大のダイヤモンド取引拠点を抱えるベルギーは反対している。
一方で同当局者は、G7首脳の優先課題は既存の制裁が回避されるのを阻止する方法を議論することだと述べた。