[シンガポール 19日 ロイター] - 豊田通商はシンガポールの子会社、豊田通商ペトロリアムを閉鎖し、新たな子会社を通じて船舶燃料油の販売を行う方針を明らかにした。バイオ燃料や液化天然ガス(LNG)を手掛ける可能性もあるという。
豊田通商ペトロリアムを閉鎖する理由は明らかにしていない。シンガポール海事港湾庁によると、同社は2022年の船舶燃料油の供給量で29位だった。
広報担当者によれば、新子会社の豊田通商マリンフューエルは東京に拠点を置き、シンガポールで燃料油のほかに新たにバイオ燃料やLNGを船舶向けに供給することを検討する。
新会社がシンガポールで船舶燃料油を扱うためにライセンスの申請を検討しており、上海でも船舶燃料油を手掛ける子会社を設立する予定という。