[モスクワ 29日 ロイター] - トルコの5月のロシア産ウラル原油輸入量は日量約23万バレルと、昨年10月以来、7カ月ぶりの高水準となった。4月からはほぼ倍増した。価格下落を利用し、製油所が買い付けを増やしたことが要因。リフィニティブとトレーダーの統計を基に、ロイターが算出した。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、欧州の大半の国はロシア産原油に禁輸措置を科しているが、トルコは欧州諸国で唯一、ロシア産原油の大規模輸入を行っている。
再選したトルコのエルドアン大統領は29日、勝利集会を開催。エルドアン氏はロシアとの貿易を継続すると表明し、ロシアのプーチン大統領は「親愛なる友人」に祝意を伝えた。
トルコは昨年、ウラル原油の購入を拡大。今年はこれまでに、日量約15万バレルを購入した。