[モスクワ 30日 ロイター] - カザフスタン国家統計局が30日公表したデータによると、1─3月期の同国産原油輸出は、欧州連合(EU)向けが71%を占め、前年同期の65%から比率が拡大した。
EUが昨年12月5日にロシア産原油の輸入禁止措置を発動したため、欧州の製油所ではカザフ産がロシア産に代わる選択肢の一つになっている。
カザフ産原油は、西側の制裁対象に含まれていない。
1─3月期はイタリア向けが38%と、前年同期の28%から拡大し、増加率が最大となった。このほか、フランスとルーマニアもカザフ産の購入を増やした。