[ニューヨーク 2日 ロイター] - 2日の取引で原油先物が2%超上昇。米債務上限停止法案が議会を通過し、懸念されていたデフォルト(債務不履行)が回避されたことが好感された。
同日発表された5月の米雇用統計で賃金の伸び鈍化が示され、6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り観測が強まったことも背景にある。
市場の関心は4日に開催される石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の閣僚会合にシフトしている。
清算値は北海ブレント先物が1.85ドル(2.5%)高の1バレル=76.13ドル、米WTI先物は1.64ドル(2.3%)高の71.74ドル。
終値としてはWTIが5月26日、北海ブレントが5月29日以来の高値を付けた。週間ではともに約1%下落し、3週間ぶりの下げとなった。