[ワシントン 4日 ロイター] - 米ホワイトハウスの当局者は4日、サウジアラビアが7月に独自の追加減産を行う方針を示したことを受け、バイデン政権は原油の生産量ではなく価格に目を向けているとコメントした。
「われわれはバレル(生産量)ではなく米国の消費者にとっての価格に目を向けている。価格は昨年以来、大幅に低下した」と指摘。
「これまで述べてきた通り、われわれは供給が需要を満たすべきと考えており、今後も全ての生産者・消費者と協力してエネルギー市場が経済成長と米消費者に対する価格の抑制を支持するよう図る」と述べた。
サウジのエネルギー省によると、同国の7月の生産量は日量約900万バレルと、5月の約1000万バレルから減少する見通し。原油価格を下支えする狙いがある。