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EU、東欧加盟5カ国によるウクライナ産穀物輸入制限の延長承認

発行済 2023-06-06 07:43
更新済 2023-06-06 07:45
© Reuters.  6月5日、EU欧州委員会は、ウクライナに隣接する加盟5カ国が、ウクライナ産穀物の輸入を制限する措置を9月15日まで延長することを承認した。写真は2022年8月、キーウ州

[ワルシャワ/ブリュッセル 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は5日、ウクライナに隣接する加盟5カ国が、ウクライナ産穀物の輸入を制限する措置を9月15日まで延長することを承認した。

© Reuters.  6月5日、EU欧州委員会は、ウクライナに隣接する加盟5カ国が、ウクライナ産穀物の輸入を制限する措置を9月15日まで延長することを承認した。写真は2022年8月、キーウ州の村で撮影した小麦(2023年 ロイター/Viacheslav Musiienko)

EUは5月2日、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキアがウクライナ産の小麦とトウモロコシ、菜種、ひまわり種子の国内での販売を禁止する一方、他のEU加盟国を含む別の地域への輸出のためにこれらの製品の通過を容認するのを許可したが、この有効期限が5日までだった。

5カ国側は、より価格の安いウクライナ産穀物が国内市場に出回って農家の収益が損なわれているとの理由で輸入制限延長を要請し、ウクライナは制限の撤廃を働きかけていた。

こうした中で欧州委は、9月15日まで段階的に制限措置を縮小していくと発表。5カ国における供給のボトルネックと貯蔵余力の乏しい状況は続いていると指摘し、こうした段階的な制限縮小を通じてウクライナから別の地域への穀物移送問題を改善できるとの見解を示した。

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