[ヒューストン 7日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約1%上昇。サウジアラビアの大幅な減産計画が米燃料在庫の増加や中国の軟調な輸出データを背景とする需要懸念を相殺した。
清算値は、北海ブレント先物が0.66ドル(0.9%)高の1バレル=76.95ドル、米WTI先物は0.79ドル(1.1%)高の72.53ドル。
サウジアラビアは4日、7月に独自に追加減産を行う方針を示した。
一方、米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計によると、米原油在庫は100万バレル増との予想に対し45万バレル減となったものの、ディーゼル燃料の在庫は予想の133万バレル増を上回る510万バレル増、ガソリン在庫も予想の88万バレル増を上回る280万バレル増となった。
また、中国税関総署が7日発表した5月の貿易統計(ドル建て)は、輸出が前年比7.5%減と1月以来の大幅減少となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想(0.4%減)よりも大幅なマイナスとなり、4月の8.5%増から大きく落ち込んだ。