[リヤド 11日 ロイター] - サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は11日、中東と中国のビジネスに関する会議で、サウジは中国と競争するのではなく、協力する意向だと表明、両国関係の強化を懸念する西側の動きをけん制した。
世界最大の石油輸出国であるサウジと世界最大のエネルギー消費国である中国の関係は、「炭化水素の結び付き」によって支えられている。だが両国間の協力は政治的関係が改善する中で、安全保障やハイテク分野でも深まっている。
アブドルアジズ氏は両国間の関係を批判する声についての質問に、ビジネスは商機のあるところへ向かうため、そうした批判は「無視する」と答えた。
さらに同氏は「中国では石油需要が今なお拡大している。このためわれわれは当然、その需要の一部を獲得する必要がある」と述べた。