[北京 12日 ロイター] - 中国で風力や太陽光など再生可能エネルギーの発電容量が全体の50.9%に達した。国営新華社通信が12日、中国国家発展改革委員会(NRDC)のデータを引用して伝えた。
中国政府は2021年、再生可能エネルギーの発電容量を25年までに化石燃料を上回る水準にする目標を掲げたが、予定よりも早期に達成した。
国家統計局のデータによると、22年末時点の総発電容量は2564.05ギガワットだった。
中国は30年までに二酸化炭素の排出量がピークを迎えるよう再生可能エネルギー分野への設備投資を進め、西部地域で風力や太陽光、水力発電の設備を建設している。
ただ、エネルギー消費は依然として石炭を中心とする化石燃料に頼っている。統計局によると、昨年の総エネルギー消費で石炭が占める割合は56.2%で、再生可能エネルギーの25.9%を大きく上回った。
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