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米、戦略石油備蓄を310万バレル補充 平均73ドルで5社から購入

発行済 2023-06-12 14:11
更新済 2023-06-12 14:29
© Reuters.  6月9日、米エネルギー省は、戦略石油備蓄(SPR)を補充するための原油310万バレルを、平均1バレル=73ドルで5社から購入すると発表した。写真はテキサス州にあるSPR

[ワシントン 9日 ロイター] - 米エネルギー省は9日、戦略石油備蓄(SPR)を補充するための原油310万バレルを、平均1バレル=73ドルで5社から購入すると発表した。

同省は昨年、ロシアのウクライナ侵攻を受け、原油価格の高騰を抑えるためにSPRから過去最大量の原油を緊急売却。これを補充するために今年5月に購入計画を示し、供給企業を募っていた。

受注したのはアトランティック・トレーディング&マーケティング、エクソン・モービル、ガンバーUSA、マッコーリー・コモディティーズ・トレーディング、スノコ・パートナーズ・マーケティング&ターミナルズの5社。

同省は、昨年のSPRの売却価格が平均1バレル=約95ドルだったのに対し、今回は平均約73ドルで購入するため「納税者にとって良い取引を確保できた」とした。

© Reuters.  6月9日、米エネルギー省は、戦略石油備蓄(SPR)を補充するための原油310万バレルを、平均1バレル=73ドルで5社から購入すると発表した。写真はテキサス州にあるSPR施設。2016年6月撮影(2023年 ロイター/Richard Carson)

政府は先に、原油価格が72ドル以下になれば購入を始めるとしており、米原油先物は9日に70ドル前後で取引されている。

同省はまた、9月にSPRを追加で300万バレル補充する計画を示し、6月20日を期限として新たに供給企業の募集を開始した。

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