[北京 12日 ロイター] - 厳しい気温上昇に見舞われた中国南部の都市が、企業や市民に電力使用を抑制するよう呼びかけている。
中国南部はここ数週間、焼けつくような高温と豪雨に悩まされ、複数の都市でエアコンの使用が増えて電源への負荷が過去最高に近づいている。
製油所が集まる広東州茂名市は、5月に家庭の電力消費量が前年同月比27.41%増えた。同日時点で電力負荷が過去最高を3回更新しており、市は工業企業に電力消費を積極的に減らして節電技術の採用を進めるよう求めた。
国有企業や住民、商業施設に対しては、エアコンの設定温度を26度より低くしないよう勧告した。
やはり同省の工業都市である江門市も、電力消費のピーク時間帯に不要な電力使用を削減するよう呼びかけている。
海南省も、今後数週間で電力使用が増えると予想されるため、ピーク時に節電を呼びかける計画を発表した。
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