[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表した5月の石油精製量は前年同月比15.4%増の6200万トン(日量1460万バレル)と、3月の6330万トンに次ぐ過去2番目の高水準となった。精製所が予定されていたメンテナンスから復帰したほか、独立系精製業者が安価な輸入品を処理した。
厳格な新型コロナウイルス規制を背景に前年の比較対象が低水準だったことも大幅な伸びにつながった。
4月の石油精製量は6110万トン(日量1487万バレル)だった。
夏の旅行シーズンを前に在庫をさらに増やすため、精製所は処理量を増やすと見込まれていた。
一方、5月の中国原油生産は1810万トン(日量約430万バレル)。前年は1760万トンだった。
天然ガス生産は前年比7.2%増の190億立方メートルだった。