[15日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)の広報担当者は15日、IAEAの代表団がロシア軍占拠下のウクライナ南部ザポロジエ原子力発電所の視察を終え、護送車でウクライナ軍占領下の地域に移動する際、銃撃を受け一時的に停止したと発表した。ただ、代表団に差し迫った危険はなかったという。
ロイターに対し「護送車が停止し、銃声が数分間にわたりはっきりと聞こえたが、護送車が直ちに危険にさらされることはなかった。IAEAはこの事件に関する他の情報を持っていない」と述べた。
一方、タス通信によると、ロシア核関連企業ロスエネルゴアトムの役員顧問レナト・カルチャー氏は、ウクライナ軍が護送車に発砲したと非難。同報道によると、けが人はおらず、護送車はウクライナ軍が支配するザポロジエ市に無事戻ったという。