[16日 ロイター] - アジア時間16日の原油先物は小反落。中国需要の拡大期待で前日は大幅高となったが、買いが一巡した。
0008GMT(日本時間午前9時08分)時点で北海ブレント先物は0.13ドル安の1バレル=75.54ドル。米WTI先物は0.10ドル安の70.52ドル。
前日は両指数とも約3%上昇。世界最大の原油輸入国である中国の5月の石油精製量が過去2番目の高水準になったことを好感した。
クウェート石油公社の最高経営責任者(CEO)は,
中国の原油需要が今年後半に安定したペースで増える見通しだと述べた。
ただ、15日発表の中国の鉱工業生産と小売売上高は伸びが予想を下回っており、景気の先行き懸念が市場心理の重しとなっている。
金利高が欧米の経済減速と原油需要減退を招くとの懸念も相場を圧迫した。