[東京 19日 ロイター] - 19日の原油先物価格は1ドル超下落している。主要金融機関が中国経済成長率見通しを引き下げたことが手掛かり。
0350GMT(日本時間午後0時50分)時点で、北海ブレント先物は1.15ドル(1.5%)安の1バレル=75.46ドル。米WTI先物は1.09ドル(1.5%)安の70.69ドル。
先週はそれぞれ2.4%高、2.3%高だった。
大手金融機関が今年の中国の国内総生産(GDP)予測を下方修正した。新型コロナウイルス後の景気回復の失速が5月の経済指標で示されたことが背景。
CMCマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏は、中国人民銀行(中央銀行)が週内に最優遇貸出金利(ローンプライムレート)を決定するのを前に、原油価格はこれまで2日間上昇していたが、「中国経済を巡る不安が売りを引き起こしたのかもしれない」と述べた。