[19日 ロイター] - ロシアのナルイシキン対外情報局長官は19日、放射性物質をまき散らすことを目的とした「汚い爆弾」をウクライナが製造している疑いがある動きがあるとして、国際原子力機関(IAEA)と欧州連合(EU)の調査を望むと表明した。
ナルイシキン長官は声明で、ウクライナ西部のリブネ原発から「放射線を浴びた燃料」がチョルノービリ(チェルノブイリ)にある使用済み核燃料貯蔵施設での処分のために密かに送られたとする情報を得たとし、こうした動きは放射性物質と通常の爆発物を組み合わせた「汚い爆弾」をウクライナが製造しようとしているとしか説明がつかないとした。
ロイターはナルイシキン長官が指摘した動きについて独自に確認できていない。
IAEAは核物質の全ての移動は完全に説明されているとし、ナルイシキン長官の指摘を否定。ウクライナ国防省からコメントは得られていない。