[19日 ロイター] - 米シェール企業シビタス・リソーシズは、プライベートエクイティ(PE)のNGPエナジー・キャピタル・マネジメントからパーミアン盆地の事業を50億ドル弱で買収する交渉が合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が19日明らかにした。
NGPが売却を目指しているのはハイバーニア・リソーシズと、タップ・ロック・リソーシズの大半の事業。コロラド州のデンバー・ジュレスバーグ(DJ)盆地で事業を展開する3社の統合で2021年に誕生したシビタスは、これらを取得すれば、テキサス州とニューメキシコ州にまたがる米国で最も収益性の高いシェール産地のパーミアン盆地に足がかりを築くことができる。
シビタスは買収資金を手元現金と新株発行で賄う見通しだが、その比率はまだ明らかになっていない。
協議がこのまま成功すれば、20日にも合意が発表される可能性がある。
シビタスは現在、石油換算で日量約16万バレルを生産している。