[19日 ロイター] - 共同石油統計イニシアチブ(JODI)が19日発表したデータによると、4月のサウジアラビアの原油輸出量は前月比約3%減の日量731万6000バレルとなり、5カ月ぶりの低水準を付けた。
原油生産は横ばいの日量104万6000バレルで在庫は198万バレル増の1億4940万バレルだった。
国内製油所の処理量は日量4万2000バレル減の269万バレル。一方、石油製品の輸出は7万5000バレル増加し、154万7000バレルとなった。
サウジなど石油輸出国機構(OPEC)加盟国は、月間の輸出量をJODIに報告し、JODIがデータを公表している。
OPECとロシアなど非加盟産油国で構成するOPECプラスは今月の会合で協調減産の枠組みを24年末まで延長することを決め、サウジは7月に追加の自主減産を行う方針を示した。
サウジはまた、代表油種アラブ・ライトの7月のアジア向け公式販売価格を6カ月ぶりの水準に引き上げており、同月はアジアの製油所からの需要が低下するとみられる。