[キーウ 20日 ロイター] - ウクライナ国防省情報総局のブダノフ長官は20日、南部のザポロジエ原発に冷却水を供給する貯水池周辺に、ロシア軍が地雷を敷設していると主張した。地元テレビに語った。
原子炉6基を有する欧州最大の同原発は、昨年2月のウクライナ侵攻開始直後からロシア軍に占拠されている。ブダノフ氏は「恐ろしいことに占拠以降、(ロシア軍は)ザポロジエ原発に地雷を追加している。冷却水の貯水池に仕掛けている」と非難したが、証拠は示さなかった。
ザポロジエ原発を巡っては、ロシア、ウクライナ双方が、相手が施設や周辺を砲撃していると批判。国際社会は一帯を非武装地帯にしようと働きかけているが、これまでのところ成功していない。