[東京 21日 ロイター] - 21日の原油先物価格は3営業日続落している。米住宅市場の回復を受けたドル高と中国経済に対する懸念が下押ししている。
0043GMT(日本時間午前9時43分)時点で、北海ブレント先物は0.21ドル(0.3%)安の1バレル=75.69ドル。米WTI先物は0.14ドル(0.2%)安の71.06ドル。
米商務省が20日発表した5月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比21.7%増の163万1000戸と昨年4月以来、1年1カ月ぶりの高水準となった。
ドルの上昇は、他の通貨を保有する買い手にとってドル建ての原油価格が割高になるため、需要を圧迫する。
中国経済を巡る不安は続いており、ANZリサーチは21日の顧客向けノートで「中国当局の景気刺激策の展開が遅いため、経済低迷への懸念が高まっている」と指摘した。