[ヒューストン 22日 ロイター] - 米ダラス地区連銀が22日に公表したテキサス、ルイジアナ、ニューメキシコ州のエネルギー企業を対象に実施した調査によると、第2・四半期の企業の石油・天然ガス生産動向を示す指数はゼロとなり、前四半期の2.1から低下した。
調査は152社の企業幹部を対象に実施した。今後の原油価格については、年末までに1バレル=77ドルに上昇すると見込まれている。原油先物価格は22日、1バレル=70.50ドル近辺で推移した。
企業は10四半期連続でコストが上昇したとしている。ただ、上昇ペースは鈍化しており、油田サービス会社の投入コスト指数は前四半期の61.6から41.2に低下した。探鉱会社の探査・開発コスト指数も46.8から14.9に低下した。
ある企業幹部は「マージンが圧迫され、新規事業に取り組むのが難しくなっている」と説明し「景気を巡る不透明感が高まっており、先行きに確信が持てない」と語った。